このたび、株式会社トイボックス様からのご依頼により、七五三用の子ども着物を制作いたしました。
今回制作したのは、約100年前の伊勢崎銘仙のアーカイブデザインをもとに、オリジナルテキスタイルとして復刻した銘仙柄のお着物です。
日本国内で一着ずつ手縫いで仕立て、柄合わせにもこだわりました。

群馬県伊勢崎市で発展した伝統織物「伊勢崎銘仙」。
大胆な色彩や自由な図案が特徴で、大正から昭和初期にかけて、多くの女性たちに親しまれました。
一方、現存するヴィンテージの伊勢崎銘仙は大人用の着物が中心で、子ども用のサイズを見つけることは容易ではありません。
そこで今回は、歴史的な銘仙の図案をアーカイブから復刻し、新たなオリジナルテキスタイルとして制作。
100年前の美しいデザインを生かしながら、現代の子どもたちが身に纏える七五三のお着物へと仕立てました。

今回のお着物は、国内で手縫いによって仕立てています。
また、柄の配置やつながりにも配慮し、着物全体で銘仙ならではの図案の魅力を楽しめるよう、丁寧に柄合わせを施しました。
七五三という、お子さまとご家族にとって大切な節目。
その特別な一日を彩る衣装に、時代を越えて受け継がれてきた日本のテキスタイルデザインを取り入れています。

Ayは「文化を織りなおす」をミッションに、伊勢崎銘仙をはじめとする地域文化を、現代の暮らしへとつなぐものづくりに取り組んでいます。
かつて着物として人々の装いを彩った銘仙のデザインが、約100年の時を経て、今度は子どもたちの晴れ着になる。
伝統文化を保存するだけではなく、今の時代に使われ、愛されるものへと生まれ変わらせることも、文化を未来へつなぐ一つの方法だと考えています。
今回の制作を通して、次の世代へ日本の美しいテキスタイル文化を届けられることを嬉しく思います。
このたびご依頼いただきました株式会社トイボックス様、ありがとうございました。

制作概要
株式会社Ayでは、伊勢崎銘仙のアーカイブデザインを活用したオリジナルテキスタイル開発や、衣装・服飾アイテムの企画制作を承っています。
撮影衣装、舞台衣装、オリジナル着物、企業・ブランドとの共同開発など、用途に合わせたご相談も可能です。
お問い合わせ:info@ay.style
新商品の入荷情報やイベントのご案内、職人のインタビューなどをお届けします。