-sustainable- 今あるものを愛し、長く使う選択を

October 15, 2020

アパレルブランドAy

Ay(アイ)は、「文化を織りなおす」をコンセプトに、今ある文化を解し、向き合い、より愛される服を提案します。文化は、その精神性や要素を考えなおし紡いでいくことができると信じ、うつりゆく時代とともに愛され続ける服を生み出します。

サステナブルはライフスタイル

最近よく聞く「サステナブル」「エシカル」ですが、みなさんはどのような印象がありますか?
環境に配慮した経済活動や生活に取り組むことが、エシカルやサステナブルの意味で使われることが多いです。
両者の違いも面白いですよね。

サステナブルはライフスタイルだ

ということをお伝えできればなと思っています。

一人間として考えることもそうですし、企業も自然と取り組むことが当たり前になれば良いなと思います。
持続可能な社会へ向けて、できることは様々な角度からたくさんあります。

ファッション業界はNo.2の廃棄を出しています。従来のアパレル業界では、大量廃棄・大量消費が基本になり、途上国での低賃金労働を行い、セールが前提になりより安い価格で提供するようになりました。仕組みそのものも、使っているものも、価格競争が永遠と続くのも、優しいとは言えないものづくり&消費スタイルだなあ、というのがアパレル業界に入ったときの印象です。

ここ数年で少しづつ変わりつつあり、エシカル消費をはじめエシカルファッションやサステナブルファッションに取り組むブランドが増えています。

気持ちの良い、無理のないものづくり
気持ちの良い、無理のない消費の仕組み

日常生活から考えることで、生産者も消費者も豊かな生活がおくれるのではないでしょうか。


着物をアップサイクルする

Ayは今回、アップサイクルという手法を用いて衣服を生産しています。

アップサイクルとは、「古くなった物、不要な物を素材としてそのまま利用し、デザインやアイデアなどで付加価値をつけて新しいものへと生まれ変わらせるものづくり」の事です。リサイクルでは廃棄されたペットボトルを新しいペットボトルに再生したり、糸に作り替えて新たな物の原料として再利用したりしますが、アップサイクルでは不要になった物の素材感をそのままに、新しいものへと生まれ変わらせます。不要なデニムを利用してバックを作ったり、廃棄される木材で机を作る事などもアップサイクルです。

アップサイクルはエネルギー消費量が圧倒的に低いことが特徴です。

理由①無駄な生地の生産をする必要が無くなること
理由②ゴミになるはずだったものなので、焼却のエネルギーも使わなくて良くなること
理由③布を繊維に戻すエネルギー消費も不要になる

などの理由があります。

Ayは、使われなくなった着物を解し、その生地をパンツにアップサイクルしています。

着物の生産が盛んであった地域の家庭には、昔から受け継がれる織物が眠っています。
最近は、使用しないから廃棄する人も多いです。

価値があるけれど使えないもの。
その形を変えて、想いを乗せて、新しい価値を与える

以上のようなサステナブルな方法を通して、文化を織りなおしています。